スピーカの選び方と配置。 12009年12月14日

大きな音で楽しむホームシアターは、我が家のホームシアター編を見
て頂く事にして、ここでは少し小さなスピーカで楽しむホームシアターに
ついて、述べさせて頂きたい。

なぜなら昨今、ホームシアターと言って映画を楽しむだけがサラウンド
の楽しみ方じゃないからである。
TVでのスポーツ中継はかなり以前から5.1chになっているし、ゲーム
をサラウンドで楽しむと、とても面白いと思うからである。
ホームシアターと言えば、リビングのTVが中心だと思うが、ゲーム機の
ディスプレイにサラウンドと言えば、もっと小型になるのでは?!

スピーカレイアウトは我が家の・・・で記述したように、ITU規格に則った
ITU-R BS.775-1という規格に準拠するのが一般的である。
この規格はダイレクトサラウンドと呼ばれていて、もう一つとても曖昧な
ディフューズサラウンドという考え方がある。(この規格ではスピーカの
向きや仰角等、ほんと適当で良いのか?と思ってしまう)
実は映画館等は、このディフューズサラウンドである事は、あまり知られ
ていない。
ダイレクトサラウンドを真面目に楽しもうとすると、基本サブウーファーを
除くメインスピーカを含む全てのスピーカは同じ物を選ぶ事になるで、
本来ホームシアターのほとんどが、ディフューズサラウンドという事にな
る。  という訳で、レイアウトについては結構曖昧で良い訳であるが、
出来るだけ規格に準拠するという考えで設置されたい。

次にスピーカ選びだが、昔々オーディオに凝っていて大きなステレオの
スピーカを持っているという方がホームシアターをされる場合、既に持
っている、その大きなスピーカをメインの左右に使う事になるのだが、
5.1chシステムの場合、メイン左右のスピーカが活躍する機会があま
り無い。 サラウンドスピーカよりは少し出番があるものの、ほとんどの
音はセンタースピーカが受持っている。 (これも知っている人は少ない
が、センタースピーカが壊れて音が出なくなったら、再認識するハズで
ある) なので、出来れば大きなスピーカはオーディオを楽しむ時用と
し、AV用のスピーカは別にした方が望ましい。 がしかし勿体無いので
使う場合は新設するセンタースピーカやサラウンドスピーカと同程度の
能力しか使わないと割り切ってしまおう!

初めてスピーカを設置するという方は、デザインや色,自分の楽しみ方
をじっくり考えて、サイズと価格を吟味して決められたい。
私個人の考えでは、小さなスピーカで組む5.1chの場合は、メインス
ピーカよりサブウーファーに少し多めの予算を裂いた方が、結果が良い
場合が多い。(既に購入している方は、小型のサブウーファーを複数に
するという裏技を検討されたい)
何故なら、メインスピーカが小さくなると、当然低音は出なくなる。 その
出なくなった低音をサブウーファーが補ってくれる。 という事はサブウ
ーファーの仕事量が増えるという訳である。 しかしながら、絶対的な音
量はメインスピーカが小さくなった分、当然仕事量が減るので、あまり
過剰な物を設置しても無駄になるので注意が必要だ。

なんか自分で書いていて、ややこしくなってきた気がするので、質問あ
る方は、コメントして下さい。(基本個人情報が含まれているコメントは
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