ビデオプロジェクター。2009年11月28日

 ここまで、音の説明ばかりで映像についての説明が一切無い事に気
がつきました。
 映像については、液晶TVを基準に考えていたので、基礎編で話題に
しなければならないのは、画面サイズぐらいなのかなぁ~?!と勝手に
思い込んでいました。
まぁ液晶TVとは言えハイビジョンパネルやそうでないものという高精細
だけで無く、表示スピードが早いとか遅いとか、話題に出来る事が沢山
あると思うのですが、挨拶文にもありますが通り私は音響屋さんなので
あまり映像は詳しくありません。 すいません!!(開き直るナっ!)

 プロジェクターには大きく分けて2種類あります。

① 液晶パネルを採用した物。
② DLP素子を採用した物。

 液晶パネルを採用した物は透過型と言い、DLPは反射型と言います。
何が透過で何が反射か?と言うと、まさしく光です。
 光源から出た光がパネルを通って出て来るのが液晶透過型。 逆に、
光源から出た光が素子に当たって反射され光が出て来るのがDLPプロ
ジェクターという事になる。
 それぞれにメリットとデメリットがある。
液晶プロジェクターの場合。 パネルを透過させるので、明るさを確保
し易いのと、割と安価で作れると言うメリットがある。
しかし、高温になる光源の直近にある液晶パネルには寿命があるのと
透過させる事により真っ黒を出すのが苦手である。
DLPプロジェクターの場合、光を反射させているので真っ黒にし易い(ダ
イナミックレンジが高い)のと、素子の寿命が長いと言うメリットがある。
しかし、その素子のパテントをTI(テキサスイントゥルメンツ)が持ってい
るので高価になるのと、光を出すか出さないか?しか無いので、止まっ
た画像を出すのが苦手である。
 どちらかというと、ホームシアター等の動画を中心に観る目的に於い
ては、DLP方式の方が向いているし、液晶は企業等の会議室でPC等
の映像を出す用途には向いているという事になる。

 我が家のプロジェクターは液晶だが、私にとって充分満足出来る映像
が出ているし、結局の所なにも問題無いのかも知れない。

 最後に言い忘れたが、どちらの方式にもランプの寿命があり、数年毎
に2~4万円のランプを替えなくてはならない。