プロジェクターとスクリーン。2009年11月13日

プロジェクターとスクリーンだが、テーブルの上に置いて使うような感じ
であれば、その都度スクリーンと画面を合わせなくてはならないので、
とても邪魔臭い。 天井に吊り下げたりだと一度設置するとやり直しが
利かないので設置する前に充分な検討が必要だ。(買い換える時にも
制約が増えるので、特殊な物を購入する時は要注意だ)
 最近のプロジェクターはレンズシフトという機能が付いている機種が
多いので、ある程度の設置誤差は吸収出来るが、その機能が無かった
頃はスクリーンのセンターとプロジェクターのセンターを合わせなくては
ならなかった。 (プロジェクターのセンターというのは機械の中心では
無く、レンズの中心なので注意が必要だ)
 スクリーンにも種類があるのをご存知だろうか?
大きく分けると音を通す物と、そうでないものという事になるのだが、音
を通すって何の為に?と普通の人は思うだろう。
 我が家もそうだが、映画館って大きな音がしているが、スピーカがどこ
に付いているのか?!知らない人が多い。
実はスクリーンの裏側に設置されているのである。 という事は、スクリ
ーンは音を通さないとダメだと分かって頂けると思う。
音を通すという事は穴が空いている。 その穴が小さければ小さい程、
音を通し難いし、数が多く空けてあったりもする。
最近はジャージ生地のようなスクリーンもあったりする。 どちらにしても
スクリーンゲインは普通のスクリーンの方が高い物がある。

上の写真は我が家のスクリーンである。

スクリーンゲインとは、そのスクリーンが持つ反射率である。
通常のホワイトマットな生地だと、真っ直ぐ入って来た光も横から入って
来た光に対しても同じように反射する。
それに対し、ビーズ生地という物は、入射角度に対して垂直に反射する
特性がある。 道路標識等がソレである。
プロジェクターと視聴位置が近い場合は有効なスクリーンと言える。
パール生地は、入射角に対して反射する形でゲインが高くなっている。
ホワイト以外は、視聴エリアから外れると著しくゲインが下がってしまう
物があるので、環境に合わせて選択する必要がある。

我が家は、マイクロパーフォレーションという穴が小さい音を通すタイプ
のスクリーンで、パール生地になっている。

スクリーンを設置するような大きな画面になればなる程、スピーカを置く
位置に制限が出て来るし、定位の観点からも画面と音の出て来る場所
が離れて来るので、出来るならスピーカはスクリーン裏に設置する事を
薦めるが、常々はTVで・・・いざという時にスクリーンを降ろして映画を
観たい!!とか、自身のスタイルに合わせて設置すれば良いと思う。