スピーカの選び方と配置。 22009年12月10日

上の図は、TVサイズに於ける最適な視聴位置を示した図である。

諸説いろいろあるが、あくまで私の考えである。

まずITU規格に基づくL/Rの開き角度は60度であるが、音声だけの
マスタリング(録音)する場所なら、その通りだと思うが、あくまでも映像
がある訳で、ベストな視聴範囲を考慮する必要がある。
THXが推奨している視聴範囲は、画面両端の開き角度が30度~36
度の範囲に収まっているのがベストとの事。
その位置から60度の開き角度を取ってしまうと、左右のスピーカが画
面から著しく離れてしまう。
あくまで映像と一緒に楽しむ音が、映像と離れてしまうと定位の観点か
らも問題であるので、私の場合45度の開き角度をベストとしている。
サラウンドについても110度を基準としているが、5.1chで楽しむ場
合は後方定位が自然である事も考慮して、135度としている。
(ちなみに7.1chにする場合はサイドは110度。バックは150度を適
当と考えている)
この角度変更は、ディフューズサラウンドであると言い聞かせて、ある
程度許されている範囲に基づく変更だと考えている。
但し、意匠や家具の配置。デザインに合わせて変更している物では無
く、音の事も考え、意図を持ってその位置に取付けたと考えて欲しい。
結局、こんな位置に付けるとブサイクだから隅っこへ・・・とか言っておき
ながら、音が悪いだの言う資格は無いと思うからである。

サブウーファーについては、低音の定位は気にする程では無いという
考え方に基づき、後方に設置する等極端な位置で無い限り、どこに置
いても構わないと考える。

TVの大きさが変わる事によって、上図のように視聴位置が変化する。

42インチと52インチで、約50cm視聴位置が後方へズレる。

壁際にソファーがあって、そこを視聴位置にしたい場合は、出来るだけ
大きな画面が必要という事になる。

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