音の同期。2009年12月20日

 音と映像が同期したのは、そこから更に10数年後になる。
WarnerBrosの「DonJuan」という作品でVitaphoneというシステムが採用
された。
 StollerとPfanstiehlというおっちゃん達が開発した。
トーキー映画の始まりである。(トーキーなんて言っても昔の人でも分か
らないと思うが、活動写真の弁士すなわち活弁士がステージや舞台袖
に立ち、写真に合わせてストーリーをアナウンスするという形で当時は
上映されていた。 映像と音が同期して製作出来るというのは、夢のよ
うな話だったんだと思う。 私も知らないが・・・)
 トーキー映画初というと、「JazzSinger」なのでは?!と言われるが、そ
れには、このシステムが使い物にならなかった事が挙げられる。
 理由は次回に・・・。

余談をもう一つ、チャールズ・チャップリンはパントマイムの無声映画に
こだわったが、実はトーキー嫌いだった訳では無く、活弁士の仕事が無
くなるのを憂いたとも伝えられている。
 完璧主義のチャップリンはトーキー部分に数多くの音楽を入れて発表
した。 当時はJBLの前身Lansingというスピーカが音楽再生には向い
ていると風潮して回ったとも伝えられている。