映画館のスピーカ4。2010年01月17日

 いつ頃の話か訳が分からなくなって来ているが、この辺りのスピーカ
までがトーキー映画が登場したての頃の話。

 上の写真が現在のようなマルチウェイ方式のスピーカである。

 音楽を再生するという事で、再生出来る帯域の広いスピーカが必要
とされ1931年頃、こんなスピーカが登場する。

 設置していたのはERPIという、ALL Technical Serviceの前身に当た
る会社である。 (脱線する度に時系列がメチャメチャになって申し訳
無い)

 この頃からオープンバッフルではあったが、バッフルボードにスピーカ
が取り付けられている。(現在のTHXシアター仕様に近いからビックリ
である)

 音響システム的な目で見て、今と昔 何が違うか?!というと、パワ
ーアンプである。
 昔は今のような大出力な増幅器が無かった(真空管等を使った数10
ワットのアンプで、いかに大きな音を出すか?!が求められた)。
 もちろん音質も求められ、このようなスピーカが登場した訳であるが、
結果このような、とてつもなく大型なスピーカになってしまった。